第2回地域社会実装研究会セミナーについて
産学連携学会「地域社会実装研究会」は、産学連携が社会実装される
過程で、社会科学研究領域の研究も参画することにより、地域における
イノベーション・ エコシステムの創出に貢献することを重点的な研究
課題として、2017年7月に設立されました。
大学のあらゆる領域の研究が、国や地方自治体、企業と実のある産学連携の
ためにパートナーシップを組み、それぞれの資源を活用することで、社会に
おけるより大きな価値を創出します。
第2回研究会では、サービス化が進む日本経済の中で、サービス産業に
おける産学連携をテーマとして取り上げました。 特別講演では、熊本地震の
復興支援に貢献した産学連携として、国立研究開発法人科学技術振興機構の、
知見、人的ネットワーク、産学連携のノウハウの蓄積による「地域産学
バリュープログラム」が活用された、平成29年度公募プログラムの概要と
採択課題について、また、熊本に本拠を置き、国内外に店舗展開する外食
サービス企業との共同で、店舗からの排水処理技術の開発を行う事例に
ついて、講演が行われます。
続いて、地域と幅広く活発に活動を展開する金融産業の事例発表、
京都大学 医学研究科健康情報学と広告代理店株式会社電通との産学連携に
よる健康デザイン論への展開事例、 日本最大級規模のクラウドファウン
ディングと産学連携など、サービス産業の様々なテーマにおける産学連携で
成果がみられたケースから、社会科学研究も貢献する産学連携の将来に
ついて、新たな視点で研究を深めていきたいと考えています。
テーマ:サービス産業における産学連携
日 時:2019年1月15日(火)13:00~ (受付 12:30~)
場 所:国立研究開発法人科学技術振興機構 東京本部別館 (K’s五番町)1階ホール
東京都千代田区五番町7 K’s五番町
https://www.jst.go.jp/koutsu.html
定 員:50名
受講料:産学連携学会員/無料、産学連携学会非学会員/1,000円
対 象:産学連携学会会員、テーマに関心のある非学会員の研究者、
企業、行政の皆様
申し込み:regionxsociety@gmail.com まで、
氏名・所属・連絡先・会員非会員の区分
〈プログラム〉
13:00 開会挨拶
地域社会実装研究会会長 菅 万希子
(帝塚山大学 学長補佐 教授)
13:10~13:20 特別講演1
「熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)の概要」
国立研究開発法人科学技術振興機構
産学連携展開部企画課 課長 廣田 勝巳
13:20~14:00 特別講演2
「高度な微生物解析技術を駆使した高負荷食品排水処理プロセスの開発」
熊本県産業技術センター 研究主任 納㟢 克也
14:00~14:55 講演1
「連携と協働(出会い、つなぎ、共創)
~様々なシーズを結集し、地域を活性化しよう~」
イオン銀行常勤監査役 佐藤 義朗
(産学連携学会地域社会実装研究会幹事
メビック扇町エリアサポーター)
15:00~15:55 講演2
「京都大学医学系研究科と㈱電通の産学連携
健康デザイン論‐“つくる”専門家と“つたえる”専門家の協働に
よる健康づくりに向けた新たなアプローチ」
株式会社電通 コミュニケーションデザイナー 戒田信賢
(京都大学医学研究科 研究員
慶応義塾大学SFV研究所 上席研究所員)
16:00~16:55 講演3
「クラウドファンディングによる資金調達事例と金融事業取組みについて」
株式会社CAMPFIRE 担当取締役 中田雅人
17:00 閉会挨拶
特定非営利活動法人産学連携学会副会長 石塚悟史
(高知大学 准教授 次世代地域創造センター 副センター長
地域イノベーション部門長 )
○主催
特定非営利活動法人 産学連携学会、地域社会実装研究会
○共催
国立研究開発法人科学技術振興機構
以上